シュトーレンはドイツの代表的な発酵菓子で、フルーツやナッツ、バターをたっぷりと用いて焼き上げた風味のよい、どっしりと重い製品です。
カンサのシュトーレンはドイツ人のボルガー・トムセンさんの作り方をパン職人の奥正美さんに直接のご指導を頂き製造したものです。
それに、大阪(羽衣)の「スイス」の中村さんからたくさんのアドバイスとご協力をいただき、低温熟成製法で時間をかけて丁寧に作ってます。スパイスは使用してません。
自家製のラムレーズン、フランス産オレンジピール、チェリー、くるみ、アーモンド、無塩バター、卵をたっぷりと用いて焼き上げた目の詰まったどっしりとした重いお菓子で、薄くスライスして食べます。
そのままで食べても美味しいけれど、軽く温めてもまた別の趣があります。
また、このお菓子(シュトーレン)は焼き立てをすぐに食べるものではなく、日が経つにつれて、フルーツやラム酒の香りがなじんで味わい深くなります。熟成してうま味がアップします。生きてます。
保存性はとても良く、きちんと包装してあれば冷暗所で一カ月程度は保存可能です。(冷蔵庫だと3ヶ月はもちます)
嫌味のない甘味と香りで、サッパリとした後口のシュトーレンは、女性にも男性にも好まれる高級品です。
シュトーレンの歴史は古く14世紀には製菓業のギルドによってクリスマスの捧げ物として頻繁に記録されるようになり、さらに18世紀になると詳しい作り方が文献に現れるようになる。
シュトーレンの合わせ目を少しずらしたような形にはいわれがあり、布にくるまれた幼子イエスという説や、イエスの揺り籠をかたどったという説がある。
また別の説として僧侶の袈裟姿(シュトール)からきたとも言われている。
ドイツでは11月からシュトーレンが作られ始め、12月1日にはパン屋やお菓子屋の店頭に並び、クリスマスシーズンの到来を告げます。
シュトーレンを作るにあたって、何年も上手に出来ませんでした・・・